楽天ひかりのモデムが届かない?ネットが繋がらない原因と故障時の交換手順を完全解説

楽天ひかりを開通させた際、手元に「モデム」がないことに気づき、欠品を疑う方は少なくありません。
また、初期設定を終えてもネットが繋がらないトラブルも多く、迅速な解決が求められます。
本記事では、楽天ひかりで機器が届かない理由から、接続不良の原因特定、さらに故障時の交換申請の手順までを詳しく解説します。
正しい知識を身につけることで、不必要な不安を解消し、快適な通信環境を一日も早く取り戻しましょう。
- 楽天ひかりはWi-Fiルーターを同梱しないサービス設計であるため、自前での用意が必須となります。
- ネットが繋がらない原因の多くは、以前利用していた他社回線の「IPv6接続サービス」が残存していることによる契約の競合です。
- ONUの各ランプ(電源・光回線・認証・UNI)の点灯状態を確認することで、回線の断線か設定ミスかを即座に判別できます。
- 機器の不具合時は、楽天ひかり公式サイトの専用フォームから申告を行い、その後にNTTから連絡を受ける流れとなります。
楽天ひかりのモデムが届かない時の確認事項と、接続を成功させるための機器構成ガイド

楽天ひかりの開通日、届いた荷物を見て「あるはずのモデム(ルーター)が入っていない」と焦るユーザーは非常に多いのが現状です。
これは楽天ひかりがコストパフォーマンスを追求した結果、独自の機器供給ルールを採用していることに起因します。
まずは、どのような機器構成が正解なのか、そして自分で何を用意すべきなのかを正確に把握しましょう。
- 楽天ひかりの開通日に届く荷物に「モデムが入っていない」理由
- 初期設定をしてもネットが繋がらない時にチェックすべき、接続エラーの解決ステップ
楽天ひかりの開通日に届く荷物に「モデムが入っていない」理由

「楽天ひかりから送られてきたのは書類だけで、ネットに繋ぐためのモデムがない」という状況は、実は正常な仕様です。
多くのユーザーが「モデム」と呼んでいる機器は、実際には役割の異なる複数のデバイスを指しており、その提供主体が分かれている点が混乱の原因となっています。
ONUとルーターの決定的な違いと、楽天ひかりのハードウェア非同梱原則
光回線を利用する上で、まず「ONU(光回線終端装置)」と「Wi-Fiルーター」の違いを理解する必要があります。
ONUは光信号を電気信号に変換するための装置であり、これはNTTから貸与されるもので、派遣工事の際に保守員が持参するか、宅内調査済みであれば事前に郵送されます。
一方、私たちが「モデム」と混同しがちなWi-Fiルーターは、楽天ひかりでは原則として同梱されません。
楽天ひかりは、無駄なレンタル料を月額料金に上乗せしないため、「Wi-Fiルーターはユーザーが自分で用意する」というハードウェア非同梱原則を採用しています。
このため、他社から乗り換えた際に旧プロバイダのルーターを返却してしまい、かつ自前ルーターを用意していないと、開通日にネットが使えない事態を招きます。
自分で用意すべき「クロスパス対応ルーター」の正しい選定基準
自分でルーターを用意する場合、適当な安価な製品を選んでしまうと、楽天ひかりの本来の速度を活かすことができません。
楽天ひかりは「クロスパス(Xpass)」という次世代のIPv6接続方式を採用しており、これに対応したルーターを使用することが高速通信の絶対条件です。
非対応のルーターでも繋がることはありますが、夜間などの混雑時に速度が極端に低下する「PPPoE接続」となってしまいます。
データベースに基づく、主要メーカーの推奨クロスパス対応モデルは以下の通りです。
メーカー | 型番(例) | クロスパス対応の可否 | 特徴 |
|---|---|---|---|
バッファロー | WSR-1800AX4S | 対応 | 設定が簡単で初心者に最も推奨される標準モデル |
NEC | WX1500HP | 対応 | 電波の安定性が高く、複数階での利用に強い |
IO-DATA | WN-DAX3000GR | 対応 | 初期設定が不要で、接続するだけで開通を検知しやすい |
より詳細な機種比較については、楽天ひかり対応ルーターおすすめの選び方とIPv6クロスパスを導入すべき理由のセクションが参考になります。
楽天ひかりのIPv6接続(クロスパス)が利用可能か判断するサイトでの確認手順
ルーターを接続してネットが繋がったとしても、それが「クロスパス(IPv6)」によるものかを確認するまでは安心できません。
接続状態の最終チェックには、アルテリア・ネットワークス株式会社が提供する専用の確認サイトを利用します。
Wi-Fi環境下で、クロスパス接続確認サイトにアクセスし、画面上の「確認」ボタンをクリックしてください。
判定結果の「クロスパス(Xpass)」という項目に、「クロスパス可変サービス利用中」と表示されていれば、高速通信が確立されています。
もしここが「未接続」や「IPv4のみ」と表示される場合は、ルーター内の設定が「クロスパス(transix/v6プラス等)」の自動判別になっていない可能性があります。
初期設定をしてもネットが繋がらない時にチェックすべき、接続エラーの解決ステップ

正しいルーターを用意し、配線も完璧なはずなのに繋がらない場合、物理的な欠陥よりも「契約上の競合」が発生している可能性が高いと言えます。
特に他社光回線から乗り換えた直後に発生しやすい、論理的なエラーの解消方法を順に見ていきましょう。
メンバーズステーションでIPv6接続の申し込み状況を確認する方法
楽天ひかりのIPv6通信(クロスパス)は、回線の開通直後から即座に使えるようになるとは限りません。
現在の利用状況を確認するには、楽天ひかりの会員ページである「メンバーズステーション」へのログインが必要です。
契約時に発行された「ra」から始まる13桁のユーザーIDとパスワードを用いてログインし、「各種オプションご利用状況」の項目をチェックしてください。
ステータスが「利用中」であれば回線側の準備は完了していますが、「お申し込みへ」や「お手続き中」となっている場合は、まだIPv6が有効化されていません。
このステータスが「利用中」に変わるまでは、一時的にPPPoE(IDとパスワードを入力する古い方式)で繋ぐ必要があります。
具体的な設定の修正については、楽天ひかりでIPv6がつながらない時に見直すべきクロスパス設定の手順を確認してください。
ソフトバンク光など、他社回線の「V6オプション」が残っている場合の解除手続き
他社(特にソフトバンク光やドコモ光など)から乗り換えた場合、前のプロバイダで利用していた「IPv6接続サービス」が回線側に残存していることが、最も多い不通の原因です。
日本の光回線インフラのルール上、1つの回線に対してIPv6接続サービスは同時に1つしか登録できません。
前のプロバイダの廃止手続きが完了していないと、楽天ひかり側のクロスパス設定がシステム上でエラーとなり、開通が拒否されてしまいます。
この問題を解消するには、ユーザー自身で以前の事業者へ連絡し、IPv6通信サービスの解約手続きを完了させる必要があります。
他社サービスが廃止されたことが確認でき次第、楽天ひかりのIPv6契約手続きが自動的に進められます。
接続ガイド通りに進めても「IPv6開通手続きエラーのお知らせ」が届く原因
楽天ひかりから「【重要】<※必ずご確認ください> IPv6開通手続きエラーのお知らせ」というメールが届いた場合、それは前述した他社サービスの残存が確定的な原因です。
このエラーを解消するには、電源の抜き差し(放電)ではなく、以前の契約情報のクリアが不可欠です。
データベースによれば、以前の事業者のマイページ等を確認し、V6接続サービスが完全に「廃止」の状態になっていることを確認してください。
以前のプロバイダがソフトバンク光の場合、光BBユニットを返却または取り外していても、システム上の「光BBユニットレンタル」というオプション自体が解約されていないとエラーが続くケースがあります。
残存サービスが解約済みとなれば、楽天ひかり側で自動的に再試行が行われ、無事に開通が完了します。
楽天ひかりのモデムが故障した時の症状チェックと、無償交換を依頼するまでの全手順

開通時は問題なかったものの、突然繋がらなくなった場合は、機器の物理的な故障を疑う必要があります。
ただし、ONU(単体機器)か、ルーター機能等を含んだホームゲートウェイ(HGW)かによって、確認すべきランプの種類が異なります。
ここでは一般的なONUのランプ診断と、楽天ひかり専用の問い合わせ窓口について詳しく解説します。
- ランプの点灯パターンから判断する、楽天ひかり周辺機器の「故障」サイン
- 破損した光ケーブルや不具合のある機器を速やかに「交換」する申請の流れ
ランプの点灯パターンから判断する、楽天ひかり周辺機器の「故障」サイン

単体のONUには、通常「電源」「光回線」「認証」「UNI」の4つのランプが搭載されています。
これらを確認することで、屋外からの光信号が届いていないのか、機器内部の基板が壊れているのかを切り分けることができます。
電源・認証ランプの消灯や、光回線ランプの異常時における異常診断
ONUの前面にあるランプが通常と異なる状態であれば、ハードウェア故障の可能性が高まります。
なお、ひかり電話の機能等がない一般的なONUには「アラーム」ランプは付いていません(アラームランプはホームゲートウェイ特有のものです)。
ランプ名 | 正常な状態 | 異常な状態(故障のサイン) | 推測される原因 |
|---|---|---|---|
電源 (POWER) | 緑点灯 | 消灯 / 赤点灯 | 本体電源部の故障、またはACアダプタの不良 |
光回線 (OPT) | 緑点灯 | 消灯 / 橙点灯 | 光ファイバーの断線、または屋外工事・障害の影響 |
認証 (AUTH) | 緑点灯 | 消灯 | 局舎との認証不一致。機器の物理的な故障の可能性が高い |
これらのランプが消灯している場合、一時的なフリーズであれば再起動で改善しますが、改善しない場合は機器の交換が必要となります。
UNIランプの点滅・消灯が意味する通信状態と、再起動の有効性
「UNI(User-Network Interface)」ランプは、ONUと背後のルーター(またはPC)との通信状態を示しています。
このランプが「点滅」しているのは、実際にデータ信号が行き来している証拠であり、正常な動作です。
もしルーターを繋いでいるのにUNIランプが「消灯」している場合は、LANケーブルの断線や接触不良、あるいはルーター側のWANポートが壊れている可能性があります。
この場合は、まずLANケーブルの抜き差しを行い、それでも改善しない場合は別のケーブルに交換して反応を確認しましょう。
一時的なハングアップであれば、電源プラグを抜いて5分以上電源を切ったままにしてから、再度電源を入れる(再起動する)ことで、同期が回復することが多々あります。
再起動や初期化を試しても通信が改善しない場合の、物理的な寿命
ONUやルーターは、常に通電し続けるため熱によるダメージを受けやすく、一般的に5年から7年程度が物理的な寿命の目安とされています。
「何度も再起動しないと繋がらない」「特定の時間になると勝手に通信が途切れる」といった症状は、内部部品の劣化が進んでいるサインです。
データベースによると、機器を初期化しても症状が再発する場合は、これ以上のユーザー側での対処は困難です。
特にエンジニアなどの高負荷な通信環境では劣化が早まる傾向にあるため、無理に使い続けるよりも早めの交換申告が推奨されます。
破損した光ケーブルや不具合のある機器を速やかに「交換」する申請の流れ

故障部位が特定できたら、次は交換の申請です。楽天ひかりでは、窓口を一元化した専用フォームが用意されています。
不具合申告フォーム(楽天ひかりご契約中のお客様専用)の利用と入力内容
ONU本体の故障や通信不能などのトラブルについては、楽天ひかり公式サイト内に設置されている「不具合申告フォーム」から問い合わせを行います。
このフォームは楽天ひかり契約者専用の窓口となっており、24時間受け付けが可能です。
申告を行う際は、あらかじめ「認証ランプ」と「光回線ランプ」の状態を目視で確認しておき、その内容を正確にフォームへ入力してください。
申告後、不具合の内容に応じてNTTから連絡があり、機器の郵送交換または訪問点検の手配が行われる仕組みになっています。
光ケーブル破損時の有償対応と、楽天ブロードバンドプレミアムカスタマーセンターの連絡先
ONU本体の故障ではなく、光コンセントとONUを繋ぐ「光ケーブル」を掃除中に引っ掛けて断線させたり、ペットが噛み切ったりした場合は対応が異なります。
このようなケーブル単体の物理的破損については、楽天ブロードバンドプレミアムカスタマーセンター(電話:0120-987-700 / 平日9:00〜17:30)へ相談してください。
データベースによれば、光ケーブルの交換は実費(送料込み)が発生する有償対応が基本です。
もしケーブルを新品に替えても通信が復旧しない場合は、壁の内部や屋外の配線に問題がある「派遣修理」となり、別途出張費や修理実費が加算される点に留意してください。
自然故障による無償対応と、自己過失による修理費用の発生ケース
交換にかかる費用負担の境界線は、「故障の責任がどこにあるか」で決まります。
雷によるサージ(過電圧)や経年劣化など、普通に使っていて壊れた「自然故障」であれば、ONUの交換費用は原則として無料です。
一方で、以下のケースでは「自己過失」と見なされ、有償修理となる可能性が高いため注意しましょう。
- 高い場所から機器を落として筐体を破損させた場合。
- 飲み物をこぼして内部がショート(水没)した場合。
- 勝手に分解や改造を行った形跡がある場合。
もし不注意で壊してしまった可能性がある場合は、不具合申告時にその旨を伝えることで、スムーズな交換案内を受けることができます。
楽天ひかりのモデムトラブルを解消して、快適なネット環境を取り戻す方法まとめ

記事の締めくくりとして、楽天ひかりの機器や接続に関する重要なポイントをリスト形式で振り返ります。
- 楽天ひかりはWi-Fiルーター(モデム)を同梱しない。開通前に「クロスパス(Xpass)対応ルーター」を自前で用意すること。
- ONU(光回線終端装置)はNTTから貸与されるもので、光信号を電気信号に変換する役割を担う。
- 「初期設定をしたのに繋がらない」場合、以前の事業者の「IPv6通信サービス」が解約されていないことが主な原因。
- 「IPv6開通手続きエラー」メールが届いたら、以前の事業者へ連絡し、IPv6通信サービスの解約手続きを完了させること。
- 以前の他社サービスが廃止されれば、楽天ひかりのIPv6契約手続きは自動的に進められる。
- ONUの正常なランプ構成は「電源」「光回線」「認証」「UNI」の4つである(アラームランプはHGWのみに搭載)。
- UNIランプの「点滅」はデータ通信中を意味する正常な動作であり、消灯している場合はLANケーブルの不備を疑う。
- 認証ランプや光回線ランプが消灯している場合は、外部回線の切断かONU本体の物理故障の可能性が高い。
- 不具合が発生した際は、楽天ひかり専用の「不具合申告フォーム」からWebで24時間問い合わせが可能。
- 故障申告後はNTTから連絡があり、機器の郵送交換または訪問点検の手配が行われる。
- 光ケーブルの破損(切断)は有償対応。窓口は楽天ブロードバンドプレミアムカスタマーセンター(0120-987-700)。
- 落雷や寿命などの「自然故障」は原則無料交換。自己過失による破損は費用が発生するため取り扱いに注意。
- 自分の回線が高速なIPv6で繋がっているかは、アルテリア提供の「クロスパス接続確認サイト」で1分で確認できる。
- ネットが繋がらない時は、ONUやルーターの電源プラグを抜き「5分以上」電源を切ったままにしてから再起動すること。
- ルーターを新調する際は、必ず公式サイトの「クロスパス対応ルーター一覧」を確認してモデルを選ぶこと。










