楽天モバイルのエリアマップは嘘なのか?繋がらない理由と現実的な対策

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楽天モバイルのエリアマップは嘘なのか?繋がらない理由と現実的な対策

「楽天モバイルのエリアマップは嘘ではないか?」と疑いたくなるほど、公式ではエリア内となっている場所なのに、実際には電波が繋がらないという経験をしたことはありませんか。

最新の基地局マップや5Gエリアの地図を確認し、正しいエリア確認方法を知ることは、快適な通信環境を手に入れるための第一歩です。

また、電波が悪い場合の屋内対策や、今後の5Gエリア拡大予定、さらにはプラチナバンドエリアの開始による改善見込みについても、正確な情報を把握しておく必要があります。

巷で囁かれる「電波改善で2万円もらえる」という噂の真相や、エリア内なのに繋がらない物理的な理由まで、一次情報に基づき徹底的に解説します。

記事のポイント

  • 公式マップが「嘘」と感じる背景にある、電波の物理的な特性と計算上の判定について
  • 楽天回線とパートナー回線を正しく見極めるための、色分けと凡例によるエリア判定のコツ
  • 室内での繋がりやすさを改善する、公式アンテナの活用法と「2万円」の正体
  • プラチナバンドの商用化や5G拡大実績による、今後の通信品質向上の見通し

楽天モバイルのエリアは嘘と言われる原因と詳細なエリア確認方法

楽天モバイルのエリアは嘘と言われる原因と詳細なエリア確認方法

楽天モバイルの公式サイトにあるサービスエリアマップを見ると、日本全国の多くの場所がサービス提供エリアとして色付けされており、人口カバー率も非常に高い数値(99.9%)が示されています。

しかし、ユーザーの実感として「アンテナが立たない」「通信速度が遅い」というケースが散見されるため、「マップの表示は嘘なのではないか」という不信感につながることがあります。

ここでは、なぜそのようなギャップが生まれるのか、その根本的な原因と、より正確に現状を把握するための確認手順を詳しく整理しました。

  • 楽天モバイルエリア内なのになぜ繋がらないのか?
  • 自宅が本当に範囲内かを知る正確な楽天モバイルのエリア確認方法
  • 楽天モバイル基地局マップを活用してアンテナの設置場所を特定する
  • 楽天モバイル 5G エリアの地図表示と実際の通信速度にあるギャップ
  • 今後の楽天モバイル 5G エリア拡大予定と繋がりやすさの見通し

楽天モバイルエリア内なのになぜ繋がらないのか?

楽天モバイルエリア内なのになぜ繋がらないのか?

「マップ上では完全にエリア内として塗られているのに、スマホの画面は圏外のまま」という現象には、主に物理的な障害物の影響と、マップ作成における「計算上の判定」という側面が関係しています。

電波の特性と建物などの障害物が及ぼす影響

モバイル通信に使われる電波は、障害物によって遮られたり減衰したりするという物理的な性質を持っています。

楽天モバイルの公式サイトでも解説されている通り、電波は障害物を通り抜けるたびに弱くなるため、ビルの中心部や地下、トンネルの中など、奥まった場所では繋がりづらくなることがあります。

特に、楽天モバイルに割り当てられている主要な周波数帯(1.7GHz帯)は、障害物を回り込む力が比較的弱く、直進性が高いという特徴があります。そのため、鉄筋コンクリート造のマンションや、断熱材に金属膜が使われている住宅などでは、屋外では快適に使えても、一歩中に入ると急に電波が届かなくなるケースが少なくありません。

また、公式のサービスエリアマップは、「計算上の数値判定に基づき作成」されているシミュレーション結果です。実際の地形や建物の密集度合い、一時的な工事の影響などを完全にリアルタイムで反映しているわけではないため、どうしても実測値との間にズレが生じる可能性があります。

こうした状況について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

楽天モバイルの口コミから探る「最悪」と言われる理由と実際の使い勝手

パートナー回線への切り替えがスムーズにいかないケース

楽天モバイルは、自社の基地局がカバーしきれない場所(地下や一部の山間部など)において、KDDI(au)のパートナー回線を借りてサービスを提供しています(ローミングサービス)。

通常、楽天回線の電波が届かない場所では自動的にパートナー回線に切り替わりますが、境界付近などで楽天回線の微弱な電波をスマホが無理に掴み続けてしまうと、パートナー回線への移行が遅れ、結果として通信が不安定になることがあります。

このような場合、一度「機内モード」をオン・オフすることで、その場で最も強い電波(パートナー回線含む)を掴み直し、状況が改善される可能性があると言われています。

ただし、KDDIによるローミング提供には期間やエリアの条件があり、すべての場所で永続的にau回線が使えるわけではない点にも注意が必要です。

自宅が本当に範囲内かを知る正確な楽天モバイルのエリア確認方法

自宅が本当に範囲内かを知る正確な楽天モバイルのエリア確認方法

公式のエリアマップをただ眺めるだけでなく、表示されている色の意味を正しく理解し、住所検索機能を活用することで、契約後の「繋がらない」というトラブルを減らすことができます。

マップ上の濃いピンクと薄いピンクの色分けが持つ意味

楽天モバイルのサービスエリアマップには、濃いピンクや薄いピンクなど、いくつかの色が使われていますが、これらは単純な「電波の強さ」だけを表しているわけではありません。

マップを見る際は、必ず画面上の「凡例(はんれい)」を確認する必要がありますが、一般的に4G LTEエリアにおいては以下のような区分けがなされています。

色の区分(例)エリアの種類特徴
濃いピンク楽天回線エリア楽天モバイルの自社基地局でカバーされているメインエリア。データ無制限利用の基盤となります。
薄いピンク(オレンジ)パートナー回線エリアKDDI(au)の回線を利用して通信を行うエリア。楽天回線が届きにくい場所を補完します。
紫・青など5Gエリア(ミリ波・Sub6)5G通信が可能なエリア。4Gとは別のレイヤーで表示されることが多いです。

かつてはパートナー回線でのデータ利用に月間5GBの上限がありましたが、現在の「Rakuten最強プラン」では、国内パートナー回線エリアでもデータ容量の制限が撤廃されています。

しかし、パートナー回線はあくまで「補完」であり、利用できる周波数帯や混雑時の制御条件などが自社回線とは異なる場合があります。また、5Gを利用したい場合は、4Gのマップではなく「5Gサービスエリア」のレイヤーを選択して確認する必要があります。

住所検索機能を使ってピンポイントで判定する手順

日本地図を拡大して自宅を探す方法では、微妙な境界線を見誤る可能性があります。より確実なのは、マップ上の検索窓に詳細な住所を入力して確認する方法です。

ピンポイントで自宅や職場を検索し、その地点が「楽天回線エリア(4G/5G)」に入っているか、それとも「パートナー回線エリア」なのかを把握しておきましょう。

ただし、マップ上の判定がエリア内であっても、公式の重要事項説明書には「建物の中・地下・トンネルなど電波の届かないところ」では利用が制限される場合があることが明記されています。マップはあくまで「屋外での目安」として捉え、屋内での繋がりやすさは建物の環境に依存することを理解しておく必要があります。

出典:楽天モバイル公式 重要事項説明書

楽天モバイル基地局マップを活用してアンテナの設置場所を特定する

楽天モバイル基地局マップを活用してアンテナの設置場所を特定する

「基地局が自宅の近くにあるかどうか」を知ることは、通信環境を安定させるための大きなヒントになります。

公式マップ以外の手段と情報の正確性について

残念ながら、楽天モバイルの公式エリアマップには、基地局の具体的な設置場所(ピンポイントの位置)までは表示されていません。

インターネット上には、ユーザー有志が調査・登録した「基地局マップ(セルマッパー等)」が存在し、近所のどこにアンテナが立っているかを確認できる場合があります。

これらはあくまで非公式の情報であり、最新の設置状況やすべての基地局を網羅しているわけではありませんが、おおよその目安として参考にすることは可能です。

自宅周辺の基地局との距離や方角を確認する重要性

もし自宅の近くに基地局があることがわかれば、その方角にある窓際にスマートフォンやWi-Fiルーターを置くことで、電波の入りが改善する可能性があります。

逆に、基地局との間に高いビルがあったり、部屋の窓が基地局とは反対側に向いていたりと、距離は近くても電波が遮断されやすい環境であることも推測できます。

テザリングを活用して窓際に端末を固定するなどの対策については、以下の記事でも詳しく解説しています。

楽天モバイルのテザリングができなくなった!緊急時の復活ガイドと繋がらない原因

楽天モバイル 5G エリアの地図表示と実際の通信速度にあるギャップ

楽天モバイル 5G エリアの地図表示と実際の通信速度にあるギャップ

5Gエリアとして表示されている場所であっても、常に超高速通信ができるわけではない点に注意が必要です。

5Gには、超高速だが障害物に極端に弱い「ミリ波」と、4Gに近い広がりを持つ「Sub6」という異なる周波数帯があります。特にミリ波は直進性が強く、自分の体や街路樹などのわずかな遮蔽物でも通信が遮断されてしまうことがあります。

マップ上で5Gエリアに入っていても、端末が安定した4G(LTE)の電波を優先的に掴んでしまう(パケ止まりを防ぐための挙動)ことがあるため、表示上の「5G」と実測値には差が出やすいのが現状です。

今後の楽天モバイル 5G エリア拡大予定と繋がりやすさの見通し

今後の楽天モバイル 5G エリア拡大予定と繋がりやすさの見通し

楽天モバイルは、既存の4Gエリアの密度を高めると同時に、5Gエリアの急速な拡大を進めています。

関東地方を中心とした基地局増設の計画と実績

楽天モバイルは、関東地方における5G(Sub6)エリアの拡大に注力しています。

2024年4月の時点では「年内に最大1.6倍まで拡大する」という計画を発表していましたが、その後、2024年11月27日の発表において、当初の計画を上回る「最大2.1倍」への拡大を前倒しで完了したことが報告されました。

出典:楽天モバイル株式会社 プレスリリース

これにより、以前は4Gでしか繋がらなかった、あるいはパケ詰まりが発生しやすかった関東の主要エリアにおいて、通信品質の向上が期待されています。

5G(Sub6)エリアの拡大がもたらすメリット

Sub6のエリアが広がることで、駅前や繁華街などの混雑した場所における通信の「詰まり」が解消されやすくなります。

動画視聴や大容量データのダウンロードを頻繁に行うユーザーにとって、このエリア拡大は実用面で大きな恩恵となるでしょう。

5Gを活用して自宅の固定回線代わりにする方法は、こちらの記事が参考になります。

楽天モバイルがあれば光回線はいらない?固定回線化の真実と手順

楽天モバイルのエリアが嘘だと感じる時の電波改善と今後の展望

楽天モバイルのエリアが嘘だと感じる時の電波改善と今後の展望

エリア内なのに繋がらないという不満に対し、ユーザーができる対策や、楽天モバイル側が進めている改善施策も存在します。

ここでは、自宅での具体的な工夫から、巷で流れる「2万円」の噂の真相、そして通信品質を根本から変える可能性を秘めた「プラチナバンド」の現状について解説します。

  • 楽天モバイルの電波が悪い時の効果的な屋内対策
  • 楽天モバイルの電波改善で2万円還元される噂の真偽
  • 楽天モバイルのプラチナバンドエリア開始で通信品質はどう変わる?
  • 楽天モバイルのエリアは嘘ではないが環境による影響が大きいことのまとめ

楽天モバイルの電波が悪い時の効果的な屋内対策

楽天モバイルの電波が悪い時の効果的な屋内対策

まずは、高額な機器を導入する前に試せる身近な対策から検討してみるのが賢明です。

Wi-Fi通話の活用やルーターの設置場所を工夫する

自宅に光回線などのWi-Fi環境がある場合、楽天モバイル専用アプリ「Rakuten Link」を利用すれば、モバイル回線の電波が弱い、あるいは圏外の状態であっても、Wi-Fi経由で通話の発着信が可能です(※OSや設定により挙動が異なる場合があります)。

また、窓から離れた部屋で電波が悪い場合は、スマホやモバイルルーターを「窓際のできるだけ高い位置」や「ベランダ側」に置くだけで、電波状況が改善することがあります。

公式の小型室内アンテナ(Rakuten Casa)導入を検討する

どうしても自宅内の電波が改善しない場合、自宅の固定回線(光回線)に接続して利用する小型基地局「Rakuten Casa(楽天カーサ)」を導入するという選択肢があります。

これを設置することで、自宅内を楽天回線のエリアにすることができ、圏外の悩みを解消できる可能性があります。ただし、設置には指定の光回線契約が必要であるなど、条件がある点には注意が必要です。

楽天モバイルの電波改善で2万円還元される噂の真偽

楽天モバイルの電波改善で2万円還元される噂の真偽

ネット上で「楽天モバイルの電波改善に協力すると2万円もらえる」といった噂を見かけることがありますが、この情報の取り扱いには十分な注意が必要です。

キャッシュバックではなく機器の紛失・未返却時の違約金という事実

現在の公式情報を確認する限り、「電波改善に協力した謝礼として2万円をプレゼントする」といったキャンペーンは実施されていません。

むしろ、公式サイトのRakuten Casaに関する規定を確認すると、「機器を紛失した場合や、解約後に返却しなかった場合に、違約金として20,000円(非課税)を請求することがある」という旨の記載が見つかります。

つまり、「2万円」という数字は、ユーザーが得をする金額ではなく、機器の管理を怠った場合に発生する可能性のある「支払いリスク(違約金)」を指していると解釈するのが妥当です。

過去のキャンペーン情報と現在の正しい認識

過去にはRakuten Casaの設置促進のためにポイント還元などのキャンペーンが行われていた時期もありましたが、恒久的な制度ではありません。

現時点では「改善を申し出れば必ずお金がもらえる」という認識は誤りである可能性が高いです。対策を検討する際は、報酬目的ではなく、純粋に通信環境の改善手段として判断することをおすすめします。

なお、ポイント還元を重視する方は、SPU(スーパーポイントアッププログラム)などを活用した正規のポイント獲得方法を検討するのが確実です。

楽天モバイルのspuを活用して損益分岐点を超えるための賢い運用術

楽天モバイルのプラチナバンドエリア開始で通信品質はどう変わる?

楽天モバイルのプラチナバンドエリア開始で通信品質はどう変わる?

楽天モバイル最大の弱点と言われてきた「屋内の繋がりにくさ」を解消する切り札として、「プラチナバンド」の導入が始まっています。

700MHz帯の商用サービス開始による屋内通信への影響

楽天モバイルは、2024年6月27日より「プラチナバンド」と呼ばれる700MHz帯の商用サービスを開始しました。

この周波数帯は、従来の1.7GHz帯などに比べて「障害物を回り込みやすく、建物を透過しやすい」という特性を持っています。そのため、ビルの影や建物の奥まった部屋など、これまで電波が届きにくかった場所でも繋がりやすくなることが期待されています。

プラチナバンドが実際に普及するまでのタイムライン

しかし、プラチナバンドの開始=即座に全国のエリア問題が解決する、というわけではありません。

既存の基地局への設備追加や新たな工事が順次行われていくため、実際に自分の住んでいる地域でプラチナバンドの恩恵を感じられるようになるまでには、数年単位の時間がかかる可能性があります。

また、プラチナバンドは帯域幅(通信の通り道)が狭いため、多くのユーザーが一度に利用すると速度が低下しやすいという側面もあります。「繋がるようにはなるが、速度はそこそこ」というバランスになることも想定されます。

他社との比較や、現状での乗り換え判断については、以下の記事も参考にしてください。

楽天モバイルはどう?最悪という評判の真偽とドコモからの乗り換え判断基準

楽天モバイルのエリアは嘘ではないが環境による影響が大きいことのまとめ

  • 楽天モバイルのエリアマップは計算上の判定であり、嘘ではなく「物理的な限界」や「シミュレーションの誤差」がある
  • 建物内や地下で繋がりにくいのは、電波が障害物で弱まるという特性によるもの
  • マップの色分けは単純ではなく、凡例を確認して自社回線かパートナー回線かを見極める必要がある
  • 正確な判定には住所検索機能を使い、ピンポイントで場所を特定することが推奨される
  • 公式マップには基地局の位置はないが、おおよその方角を知り、窓際に置くことで改善する場合がある
  • 5Gエリアは拡大中だが、4Gとの切り替えやミリ波の特性により体感速度が変わる場合がある
  • 関東地方では2024年11月時点で5Gエリアの拡大計画(2.1倍)が完了し、品質向上が図られている
  • 屋内対策として「Wi-Fi通話」や「Rakuten Casa」の活用が有効な手段となる
  • 「電波改善で2万円還元」という噂の正体は、機器未返却時の「違約金」である可能性が高く注意が必要
  • プラチナバンド(700MHz帯)の運用は開始されたが、全国的な改善には時間がかかる見込み
  • 電波状況が極端に悪い場合は、公式の「電波改善・調査依頼」窓口から相談が可能