楽天モバイルはどう?最悪という評判の真偽とドコモからの乗り換え判断基準

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楽天モバイルはどう?最悪という評判の真偽とドコモからの乗り換え判断基準

「楽天モバイルへの乗り換えはどうなの?」と迷う中で、ネット上の「最悪」「やめたほうがいい」「危ない」といった口コミや、逆に「メリットしかない」という極端な評判に戸惑っていませんか。ドコモなどの大手と比較してどっちがお得なのか、経営不振で「潰れる」「なくなる可能性」はないのか、最新の知恵袋や口コミをもとに徹底検証します。どんな人におすすめで、どんな欠点で後悔する可能性があるのか、リスクを回避するための判断材料を提示します。

記事のポイント

  • 「最悪」と言われる通信品質の現状と、プラチナバンド導入後の実際の変化を公平に分析
  • ドコモなどの大手キャリアと比較した際の料金メリットと、独自の通話アプリ仕様による注意点
  • 「潰れる」と噂される経営状況のファクトチェックと、サービス継続性に関するリスク評価
  • 後悔しないために契約前に確認すべきエリア事情や、iPhone利用時のSMS料金などの落とし穴

楽天モバイルの評判はどう?最悪という噂や欠点の真偽を徹底検証

楽天モバイルへの乗り換えを検討する際、最も大きなハードルとなるのが「繋がらない」「最悪」といったネガティブな評判です。これらの噂は過去のイメージによるものなのか、それとも現在も続く致命的な欠点なのか。ユーザーが直面しやすい不満点に焦点を当て、現在の改善状況と合わせて事実関係を検証していきます。

  • 「最悪」と言われる具体的な理由とは
  • 通信品質やセキュリティが「危ない」という噂の真相
  • 知恵袋などで見かける「最悪」な評価の傾向分析
  • 2024年以降の最新口コミから見るリアルな使用感
  • 正直「やめたほうがいい」ケースはあるのか
  • 契約前に理解しておくべき具体的な欠点

「最悪」と言われる具体的な理由とは

「最悪」という強い言葉で批判される背景には、ユーザーが期待する品質と実際のサービス内容との間にギャップが存在することが挙げられます。特に電波の繋がりやすさやサポート体制については、厳しい意見が多く見られます。

建物内や地下鉄で繋がりにくい電波特性とプラチナバンド開始の影響

これまで楽天モバイルが他社と比較して「繋がりにくい」と評価されてきた最大の技術的要因は、障害物に強い「プラチナバンド(700MHz~900MHz帯)」を割り当てられていなかったことにあります。サービス開始当初から使用していた1.7GHz帯(4G)は、直進性が強く、建物の奥や地下、高層ビルの陰などに電波が回り込みにくい特性がありました。これが「圏外になりやすい」という不満の根本原因です。

しかし、状況は変わりつつあります。楽天モバイルのプレスリリースによると、2024年6月27日にプラチナバンド(700MHz帯)の商用サービスを開始しました。これにより、理論上は屋内や地下での繋がりやすさが改善されるはずですが、基地局の整備は一朝一夕には完了しません。現時点ではエリアやスポットによって改善の実感に差があり、過度な期待は禁物です。

実際のユーザーがどのように感じているかについては、以下の記事で詳しく掘り下げています。

楽天モバイルの口コミから探る「最悪」と言われる理由と実際の使い勝手

カスタマーサポートへの不満と最新の顧客満足度調査結果とのギャップ

かつては「サポート電話が全く繋がらない」「チャットの回答が的外れ」といったサポート体制への不満がSNSなどで噴出していました。トラブル時に適切な対応を受けられないことは、顧客満足度を大きく下げる要因となります。

一方で、客観的な指標では評価が向上している側面もあります。公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会が発表した2024年度「JCSI(日本版顧客満足度指数)」調査によると、携帯電話業種の大手キャリア部門において、楽天モバイルは6指標中4項目(顧客期待、知覚品質、推奨意向、ロイヤルティ)で第1位を獲得しました。これは、店舗網の拡充やサポート品質の改善努力が一定の成果を上げていることを示唆していますが、個別のトラブル対応における不満がゼロになったわけではありません。

通信速度の不安定さとパケ詰まり現象の実態

「パケ詰まり」とは、スマートフォンのアンテナピクト(電波表示)は立っているのに、実際のデータ通信が極端に遅い、あるいは全く繋がらない現象を指します。楽天モバイルでは、自社回線エリアとパートナー回線(au回線)エリアの境界付近や、利用者が密集する駅周辺、ランチタイムなどでこの現象が報告されることがあります。

「データ無制限」を謳っているにもかかわらず、動画視聴やゲームプレイ中に通信が途切れるストレスは大きく、「最悪」という評価に繋がりやすいポイントです。エリアマップ上ではカバーされていても、局所的な通信品質のばらつきがあることは否定できません。

通信品質やセキュリティが「危ない」という噂の真相

「楽天モバイルは危ない」という噂には、経営的な不安だけでなく、通信インフラとしての安定性や、個人情報の取り扱いに関する懸念も含まれています。

過去の大規模通信障害から見るインフラの安定性

通信キャリアにとって、大規模障害は信頼を揺るがす重大事案です。楽天モバイルの障害情報によると、2024年1月10日には一部の利用者において4分間程度通信サービスが利用しづらい状況が発生しました。大手3キャリアと比較しても、楽天モバイルは新興キャリアであるため、通信網の堅牢性(冗長性)について厳しい目で見られる傾向があります。障害情報は公式サイトで公開されており透明性は確保されていますが、インフラの安定性については発展途上であるという認識を持つのが賢明です。

Opensignal評価で1位を獲得した5Gアップロード速度の実力

通信品質に関して、他社よりも優れていると評価される点もあります。モバイルネットワークの分析を行うOpensignal社の2024年10月のレポート(Japan Mobile Network Experience Report)によると、楽天モバイルは「5Gアップロード・スピード」の項目で他社を抑えて単独受賞を果たしました。ダウンロード速度だけでなく、動画の投稿やライブ配信、クラウドへのデータ保存など、上り回線の速度を重視するユーザーにとっては、この「速さ」は大きな魅力となるでしょう。

個人情報漏洩のリスク管理とセキュリティ対策の現状

楽天グループは膨大な個人情報を扱っているため、情報漏洩を懸念する声も聞かれます。「重大な事故は起きていない」と思いたいところですが、事実は正しく把握する必要があります。総務省は2024年、楽天モバイルに対し、通信の秘密の漏えい(アプリの不具合により他のユーザーの情報が見える状態になった事案など)や報告遅延があったとして、行政指導を行っています。

これを受け、楽天モバイルでは再発防止策を講じ、セキュリティ管理体制の強化を進めています。「危ない」という評判は、こうした過去の行政指導事案に基づいている側面がありますが、現在は厳しい監督下で改善が図られています。

知恵袋などで見かける「最悪」な評価の傾向分析

Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトには、ユーザーのリアルな悩みや不満が蓄積されています。これらの投稿を分析すると、不満の発生源にはある程度のパターンが見えてきます。

知恵袋での評判の詳細は、以下の記事でも解説しています。

楽天モバイルの知恵袋での評判は?乗り換え前に確認したいメリットと注意点のまとめ

投稿時期による不満内容の変化と改善の軌跡

知恵袋などの口コミを見る際は、「投稿日時」を確認することが非常に重要です。2021年~2022年頃の投稿では「圏外が多い」「パートナー回線の上限5GBですぐ制限がかかる」といった不満が主流でした。しかし、2023年6月に「Rakuten最強プラン」が導入され、パートナー回線も無制限で利用できるようになってからは、データ容量に関する不満は減少傾向にあります。古い情報を現在の評価として鵜呑みにしないよう注意が必要です。

都市部と地方部での満足度の乖離と地域差

評価が大きく分かれる要因の一つが「地域差」です。基地局密度が高い東京都心部などでは「快適に使えている」「固定回線代わりになる」というポジティブな意見が多い一方、山間部や基地局整備が遅れている一部地域では「自宅で圏外になる」「使い物にならない」という切実な声が依然として存在します。全国一律の評価ではなく、ご自身の生活圏での評判を確認することが不可欠です。

使用端末(iPhone・Android)による不具合報告の偏り

使用するスマートフォンによってもトラブルの頻度が異なります。楽天回線に対応したAndroid端末を使用しているユーザーは比較的安定していますが、古いiPhoneや、対応周波数帯が合致しない海外製SIMフリー端末を使用しているユーザーからは、SMSの送受信不可や着信の不具合などが報告されやすい傾向にあります。

2024年以降の最新口コミから見るリアルな使用感

プラチナバンド導入後の2024年後半から2025年にかけて、ユーザーの反応はどう変化しているのでしょうか。

契約数830万回線突破の背景にあるユーザー心理

批判的な声がある一方で、利用者は増加傾向にあります。報道によると、楽天モバイルの契約数は2024年12月時点で830万回線(法人・MVNO含む)を突破しました。これは、「完璧な通信品質」よりも「圧倒的な安さと無制限という利便性」を優先するユーザーが多数存在することの証明でもあります。多少の不便さはあっても、コストパフォーマンスの高さが支持されているのです。

プラチナバンド商用開始後の実際の繋がりやすさレポート

SNS上の最新レポートでは、「以前は圏外だったビルの奥でアンテナが立つようになった」という改善報告が見られる一方で、「期待したほど変わっていない」「自宅は相変わらず圏外」という声も混在しています。プラチナバンドの基地局展開は進行中であり、全国すべてのエリアで劇的な改善を実感できるまでには、まだ時間を要する段階と言えます。

「Rakuten最強プラン」移行後の料金満足度

料金プランに対する満足度は極めて高い水準を維持しています。データ使用量に応じて料金が決まり、どれだけ使っても月額3,278円(税込)という上限がある仕組みは、物価高の中で家計の強い味方となっています。他社の複雑なプランと比較して「わかりやすい」という点も評価されています。

正直「やめたほうがいい」ケースはあるのか

すべての人に楽天モバイルが適しているわけではありません。以下のようなケースに当てはまる場合は、契約を見送るか、慎重に検討することをおすすめします。

生活圏が楽天回線エリアの境界付近である場合

自宅や職場が、楽天回線エリアとパートナー回線エリアの境界線上にある場合、スマホが頻繁に電波を掴み直そうとする「ハンドオーバー」が発生しやすくなります。これにより、通信が不安定になったり、バッテリーの消耗が激しくなったりすることがあります。

重要なビジネス通話が多く通話品質を最優先する場合

専用アプリ「Rakuten Link」を使用すれば通話料は無料ですが、その通話品質はインターネット回線を利用する形式(RCS等)であるため、通常の電話回線に比べて音質が劣ったり、遅延が発生したりすることがあります。絶対に途切れさせたくないビジネス上の重要な電話が多い場合、通話品質のリスクが懸念されます。

繁華街や高層階での利用頻度が極端に高い場合

プラチナバンドが完全に行き渡っていない現状では、高層ビルの上層階や、コンクリートに囲まれた繁華街の店舗奥などで電波が弱くなる傾向があります。こうした場所での滞在時間が長く、常に安定した高速通信を求める場合、ストレスを感じる場面があるかもしれません。

契約前に理解しておくべき具体的な欠点

契約前に理解しておくべき具体的な欠点

後悔を避けるためには、楽天モバイル特有の「仕様上の癖」を事前に理解しておくことが大切です。

専用アプリ「Rakuten Link」の音質と使い勝手

無料通話の恩恵を受けるためには、必ず「Rakuten Link」アプリから発信する必要があります。誤ってOS標準の電話アプリから発信すると、30秒22円の通話料が発生します。この「アプリの使い分け」の手間や、Wi-Fi環境下での非通知発信問題(一部機種)など、独自仕様への慣れが必要です。

Rakuten Linkに関するトラブル対処法は、以下の記事でも解説しています。

楽天リンクで通話できない時の対策!iPhoneやアンドロイドで電話できない原因を解説

iPhone利用時のSMS送受信料金と着信仕様の注意点

iPhoneユーザーにとって最大の落とし穴がSMS(ショートメッセージ)の仕様です。楽天モバイル公式サイトによると、iOS版Rakuten LinkアプリはSMS送受信機能に対応していないため、iOS標準のメッセージアプリでの送受信となります。そのため、Android版のように「Linkアプリ同士ならSMS無料」という恩恵を受けにくく、相手がRakuten Linkを利用していない場合は送信料(70文字まで税込3.3円など)が発生します。

また、着信に関しても、Rakuten LinkアプリではなくiOS標準の電話アプリに着信する仕様となっており、「発信はLink、着信は標準アプリ」という使い分けが求められます。

パートナー回線切り替え時の挙動と制限事項

楽天回線エリアとパートナー回線エリアを行き来する際、回線の切り替えがスムーズにいかない場合があります。一瞬通信が途切れることがあり、オンラインゲームやリアルタイム性が求められるアプリを使用している場合、切断の原因になることがあります。

楽天モバイルへ乗り換えてどうなる?将来性やドコモとの比較で判断する契約の是非

楽天モバイルへ乗り換えてどうなる?将来性やドコモとの比較で判断する契約の是非

現状のメリットとデメリットを把握した上で、次は「乗り換える価値が本当にあるのか」を、他社比較や将来性の観点から判断していきましょう。

  • ドコモと楽天モバイルはどっちがお得かシミュレーション比較
  • 「メリットしかない」という声は本当か?強みを検証
  • 経営状況から見る「潰れる」リスクの現実味
  • 今後サービス自体がなくなる可能性はあるのか
  • 結局どんな人におすすめできるサービスなのか
  • 乗り換え後に後悔しないための最終チェックリスト

ドコモと楽天モバイルはどっちがお得かシミュレーション比較

ペルソナである佐藤さんのように、ドコモから楽天モバイルへの乗り換えを迷っている方のために、料金面でのシミュレーションを行います。比較対象は、ドコモの無制限プラン「eximo(エクシモ)」とします。(※ドコモのeximoは2025年6月で新規受付を終了するとの情報もありますが、ここでは現行の無制限プランの代表例として比較します)。

ahamoとの比較に関心がある方は、以下の記事も参考にしてください。

楽天モバイルとahamoはどっちが正解?乗り換えで後悔しないための完全ガイド

無制限利用時のeximoと最強プランの月額料金差額

データを無制限に使った場合のコスト差は明白です。NTTドコモの料金表によると、eximoの3GB超~無制限の料金は、各種割引適用後の最安価格でも4,928円(税込)です(割引前は7,315円)。一方、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、複雑な割引条件なしで一律3,278円(税込)です。

毎月少なくとも約1,650円、年間で約2万円の差が生じます。もしドコモで家族割や光セット割が適用されていない場合、その差は月額4,000円以上、年間で約5万円にも膨らみます。

小容量(3GB以下)利用時における割引適用後の実質価格対決

データを使わない月はどうでしょうか。eximoの場合、1GBまでは割引後2,178円、1GB超~3GBまでは割引後3,278円です。

対して楽天モバイルは、3GBまでなら1,078円(税込)です。小容量帯においても、楽天モバイルの方が圧倒的に低コストで維持できます。

通話定額オプションと無料通話アプリの年間コスト比較

通話料金の違いも大きなポイントです。ドコモで24時間かけ放題オプションを追加すると、月額1,980円(税込)がかかります。楽天モバイルなら、Rakuten Linkアプリを使えば追加料金なしで国内通話がかけ放題です。通話を頻繁にするユーザーにとって、このオプション料金分だけで年間約2万4千円の節約効果があります。

dポイントと楽天ポイントの還元率と経済圏の恩恵

ドコモ利用者はdポイント、楽天モバイル利用者は楽天ポイントが貯まります。特筆すべきは、楽天モバイル契約者が楽天市場での買い物で得られるSPU(スーパーポイントアッププログラム)の恩恵です。毎日ポイント5倍(通常分含む)などの特典を活用すれば、通信費の実質負担額をさらに引き下げることが可能です。

具体的なポイント還元のシミュレーションについては、以下の記事が役立ちます。

楽天モバイルのspuを活用して損益分岐点を超えるための賢い運用術

「メリットしかない」という声は本当か?強みを検証

「メリットしかない」という声は本当か?強みを検証

「メリットしかない」というのは言い過ぎかもしれませんが、楽天モバイルには他社が追随できない強力な独自メリットが存在します。

データ無制限と段階制プランが両立する柔軟性

他社では「小容量プラン」か「無制限プラン」かを事前に選択する必要がありますが、楽天モバイルは「ワンプラン」です。使わなければ勝手に安くなり、どれだけ使っても上限金額が決まっている。このプラン変更の手間が不要な柔軟性は、月によってデータ使用量が変動するユーザーにとって非常に大きなメリットです。

楽天市場でのSPU(ポイント倍率)アップの恩恵

楽天モバイル契約者は、楽天市場での買い物がお得になります。日用品やふるさと納税などを楽天市場で購入することで、数千ポイント単位での還元を受けることが現実的であり、このポイントでスマホ代を支払うサイクルを作ることができます。

海外ローミングが追加料金なしで100以上の国と地域で使える利便性

海外旅行の際、Wi-Fiルーターのレンタルや高額なローミング設定に悩む必要がありません。楽天モバイルの国際サービスによると、追加料金なしで海外指定100以上の国と地域で2GBまでのデータ通信が利用できます。(※2GB超過後は最大128kbpsに速度制限されます)。到着してすぐに現地の地図や情報を検索できる安心感は、旅行者にとって計り知れない価値があります。

契約事務手数料や解約金が無料であることの心理的障壁

乗り換えを躊躇させる初期費用についても、楽天モバイルはハードルを下げています。基本の契約事務手数料やMNP転出手数料は0円です。ただし、転売対策などの観点から、現在は累計5回線目以降の契約については、1回線あたり3,850円(税込)の事務手数料が発生する仕様に変更されています。通常の1~2回線の契約であれば無料ですので、「合わなければ戻ればいい」という気軽さで試すことができます。

経営状況から見る「潰れる」リスクの現実味

ネット上では「楽天モバイル 潰れる」という検索ワードが浮上することがありますが、実際の経営状況はどうなのでしょうか。

楽天グループ全体の財務状況とモバイル事業の赤字縮小推移

基地局整備への先行投資により巨額の赤字を計上してきましたが、改善の兆しは明らかです。楽天グループのプレスリリースによると、モバイルセグメントの2024年度第3四半期の売上収益は1,060億円(前年同期比19.5%増)で増収となり、Non-GAAP営業損失は前年同期比265億円の改善となる487億円まで縮小しました。赤字幅は着実に減っており、収益構造は強化されています。

四半期EBITDA黒字化達成の意味と今後の見通し

企業の「稼ぐ力」を示す指標であるEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)においては、重要な転換点を迎えています。ビジネスネットワークのレポートによると、モバイルセグメントのEBITDAは同175億円増の78億円となり、四半期ベースでの黒字化を継続しています。これは、事業単体として現金を稼げるフェーズに入ったことを意味しており、直ちにサービスが破綻するリスクは以前より低くなっています。

金融機関からの資金調達状況と社債償還の計画

巨額の社債償還が控えている点はリスクとして認識されていますが、楽天グループは新たなドル建て社債の発行や、保有資産の流動化などを通じて資金調達を進めています。金融機関との関係も維持されており、資金ショートによる突然のサービス停止という最悪のシナリオは回避される公算が高いです。

今後サービス自体がなくなる可能性はあるのか

今後サービス自体がなくなる可能性はあるのか

「楽天モバイルというサービス自体が消滅する」可能性について考察します。

通信キャリアとしての免許交付と社会的責任の重さ

楽天モバイルは、国から電波帯域の割り当てを受けたMNO(移動体通信事業者)です。数百万人のユーザーの通信インフラを担う社会的責任があり、一企業の都合だけで簡単に撤退することは許されません。万が一経営危機に陥ったとしても、他社への事業譲渡や救済措置が取られる可能性が高く、ある日突然スマホが使えなくなる事態は考えにくいでしょう。

MNO(自社回線網)撤退とMVNO回帰の可能性分析

自社回線網の維持を諦め、再び格安SIM(MVNO)に戻るという噂もありますが、すでにプラチナバンドへの投資を開始し、800万回線を超える顧客基盤を築いた今、その可能性は低くなっています。むしろ、黒字化に向けてさらなる契約獲得を加速させるフェーズにあります。

他社キャリアとの提携強化や事業譲渡のシナリオ

KDDI(au)とのローミング協定など、他社との協力関係は強化されています。サービスがなくなるというよりは、インフラ面での協調が進み、ユーザーにとってはより繋がりやすい環境が整備される方向性にあると見るのが妥当です。

結局どんな人におすすめできるサービスなのか

ここまでの検証を踏まえ、楽天モバイルは以下のような人に強くおすすめできます。

通信費を月額3,000円台に抑えたいデータヘビーユーザー

動画やゲームで毎月20GB以上、あるいは100GB以上使うヘビーユーザーにとって、月額3,278円で無制限というコストパフォーマンスは最強です。通信費の節約を最優先するなら、第一の選択肢となります。

楽天経済圏を積極的に活用しポイントで支払いたい人

楽天市場での買い物が多い人、楽天カードユーザーは、SPUの恩恵を最大限に受けられます。貯まった期間限定ポイントをスマホ代の支払いに充当できるため、現金の持ち出しを減らすことができます。

最新のiPhoneをお得なプログラムで購入したい人

楽天モバイルは、「買い替え超トクプログラム」などを提供しており、最新のiPhoneをキャリア最安級の実質負担額で手に入れることができます。端末購入とセットで乗り換えを検討している人にもメリットがあります。

デュアルSIMのサブ回線としてリスク分散したい人

eSIM対応端末を持っているなら、メイン回線はドコモ等のまま維持し、サブ回線として楽天モバイルを契約するのも賢い方法です。通信障害時のバックアップとして使えるほか、Rakuten Linkでの無料通話専用機として使うことも可能です。3GBまでなら月額1,078円で維持できるため、保険としても優秀です。

乗り換え後に後悔しないための最終チェックリスト

乗り換え後に後悔しないための最終チェックリスト

申し込みボタンを押す前に、以下のポイントを必ず確認してください。

自宅や職場の電波状況を詳細エリアマップで確認する手順

「自分は大丈夫」と思い込まず、必ず公式サイトの「サービスエリアマップ」で、自宅、職場、よく行く場所の電波状況をピンポイントで確認してください。特に5Gエリアか4Gエリアか、パートナー回線エリアかは重要なチェック項目です。

手持ちのスマホが楽天回線に完全対応しているか調べる方法

今使っているスマホをそのまま使う場合、楽天回線の周波数帯(バンド3、バンド18/26など)に対応しているか、公式サイトの「対応端末一覧」で確認が必要です。特に古いAndroid端末は注意が必要です。

短期解約時の契約解除料(利用実態なしの場合)についての理解

契約期間の縛りはありませんが、ポイント目的などの極端な短期解約には対策が講じられています。楽天モバイルの重要事項説明等によると、申し込み後1年以内に回線契約を解約し、かつ本サービスの利用実態がないと認められる場合などに、解約事務手数料(税込1,078円)を請求される可能性があります。普通に利用する分には問題ありませんが、即解約は避けるべきです。

MNP予約番号の発行タイミングと開通手続きの流れ

乗り換え(MNP)の場合、現在は「MNPワンストップ」方式に対応したキャリア間であれば、予約番号の発行手続きなしで乗り換えが可能です。手続きをスムーズに進めるため、現在の契約名義や住所が正しいか事前に確認しておきましょう。

お届け日数や審査状況については、以下の記事で解説しています。

楽天モバイルのお届け準備中は何日で終わる?届かない不安や審査の実情を解説

楽天モバイルはどうなのかまとめ

記事全体のまとめ

  • 楽天モバイルが「最悪」と言われる主な理由は、プラチナバンド未整備時代の「繋がりにくさ」のイメージが強い
  • 2024年6月からプラチナバンド商用サービスが開始され、繋がりやすさは徐々に改善傾向にある
  • カスタマーサポートの品質は向上しており、顧客満足度調査(JCSI)の大手キャリア部門で高評価を獲得
  • 通信速度、特に5Gアップロード速度においては他社を上回る実測値を記録している
  • 「危ない」「潰れる」という噂はあるが、モバイル事業の赤字は縮小し、EBITDAは黒字化している
  • ドコモなどの大手無制限プランと比較すると、楽天モバイルは年間数万円単位で安くなる可能性がある
  • 小容量(3GB以下)の利用であっても、楽天モバイルの方が月額料金を安く抑えられるケースが多い
  • 「Rakuten Link」を使えば通話料が無料になるが、音質やアプリ仕様(特にiPhone)には慣れが必要
  • iPhoneでのSMS送受信は標準アプリとなり、相手がLinkを利用していない場合は送信料がかかる点に注意
  • 海外ローミングが追加料金なしで100以上の国と地域で使える点は、旅行好きには大きなメリット
  • 楽天市場でのSPUポイントアップがあるため、楽天経済圏ユーザーなら実質負担額はさらに下がる
  • 契約事務手数料や解約金が基本無料(5回線目以降は有料)であるため、試してみるリスクは低い
  • 利用実態がない短期解約には手数料が発生する可能性があるため、ポイント目的のみの契約は避けるべき
  • 生活圏がエリア内であり、通信費の節約を最優先したい人にとっては、乗り換える価値が十分にある
  • 不安な場合は、デュアルSIMのサブ回線として契約し、実際の電波状況を試してみるのがおすすめ

契約に関する詳細なルールや注意点については、総務省のポータルサイトも参考にしてください。

携帯電話ポータルサイト(総務省)

楽天ポイントのシミュレーションを行いたい方は、以下のツールも参考にしてみてください。

楽天ポイントシミュレーター